兵庫県三田市 にある、県内最大の有馬富士公園。この公園には中央に有馬富士がそびえたつ、地元では有名な場所です。
有馬富士と福島大池は三田八景の1つとしても数えられています。
有馬富士は標高374mの低い山なので、体力に自信のない方でも登りきることができますよ。山頂は、三田市を見渡すことができる、絶景スポットです!
有馬富士公園「シンボルゾーン」にはシンボルである有馬富士への登山道があります。火気厳禁なので山頂で湯沸かしなどはできませんが、お弁当をもってハイキングが可能です。
福島大池を抜けたところにある登山道入り口から、山頂までは1時間もあれば行けるので、お子様でも登ることはできます。
ただ、最後に急こう配がありますので、安全面はご注意ください。

所要時間(おおよその目安としてお考え下さい。)
・駐車場から登山口まで30分
・出会いのゾーン登山口から山頂まで50分
・出会いのゾーン登山口から裏ルートで1時間
・休養ゾーン登山口から山頂まで1時間
・出会いのゾーンから休養ゾーンまで縦走2時間
有馬富士公園の利用料金と時間
駐車場
出会いのゾーン | 普通車675台、大型車10台 第1駐車場:普通車108台、大型車4台 第2駐車場:普通車137台 第3駐車場:普通車273台、大型車6台 臨時駐車場:普通車157台 |
休養ゾーン | 151台(うち身障者用5台) |
休養ゾーンは有馬富士公園内でも有馬富士を挟んで千丈寺湖側にあり、駐車場が別になっています。入口が違いますので、ご注意ください。
有馬富士は、出会いのゾーンからでも、休養ゾーンからでも登ることができます。お好きなほうをお選びください。
利用料金
無料
利用時間
9:00~17:00
有馬富士の所在地
〒669-1515 兵庫県三田市大原
有馬富士へのアクセス
中国自動車道神戸三田IC、舞鶴自動車道三田西ICから車で約15分
有馬富士登山の難易度
標高374mの低い山なので、全体的にはハイキング気分で、登れるかと思います。ただ、最後の山頂までの道、15分~20分ほどは、岩場がありますので、最低でもスニーカーは必要かと思います。
もし、後ほど紹介する、裏ルートの「わんぱく砦」を登りたいと考えている方がいましたら、登山靴があると安心ですね。
また、服装ですが、標高は低いため、気温は山頂でもほとんど変わりません。ただ、ルートによっては、獣道のような場所もありますので、極力肌を露出しない、服装をお勧めします。
有馬富士公園出会いのゾーンからの登山ルート
駐車場からおよそ1時間半もあれば、山頂までたどり着くことのできるルートです。一番簡単で、子供でも登りやすいルートだと思います。
有馬富士公園駐車場から登山口まで

出会いのゾーンにある第一駐車場から、まっすぐ進み、管理棟を過ぎたら左折します。

キッピー山のラボをぬけ、階段を降りると、ロックガーデンが見えてきます。

キッピー山のラボから、福島大池までは高低差があるので、景観を楽しみながら歩くことができます。しばらく、なだらかな下り坂が続きます。
写真左奥には有馬富士が見えていますね。

さらに進むと福島大池にでます。天気が良く、風がないと、逆さ富士がキレイですよ!
ここまでのルートは、第三駐車場から鳥の道を抜けてくる道もありますよ!

福島大池沿いに、有馬富士の方角へ歩いていくと、登山口があります。かやぶき民家の近くですね。
登山口から山頂まで

しばらく登っていくと、分岐点があります。左が山頂方面ですね。

右側は有馬富士森林公園となっています。紙で表示が変わってるんですが、破れてます(汗
下には休養ゾーンと書いてあります。行けなくはないですが、かなり遠回りですのでご注意を。
右側は有馬富士森林公園

右側に行くと有馬富士森林公園の里山体験学習の森があります。

さらに進むと、野鳥の森の入り口が見えてきます。こちらからでも、遠回りになりますが、山頂方面に向かうことができます。
左側の山頂方面へ

先ほどの分かれ道まで戻りましょう。
今度は案内通り左側へ。

山道をしばらく登っていきます。森林浴が気持ちいいですね。そこまで急な坂道ではなく、道も整備されているので、安心して登れます。

しばらく登ると、開けた場所に出ます。

現在地がMAP中央ですね。ここから標高374mの山頂までアタックです。

右のわきに、山頂への道が埋もれています。危うく見逃すところでした。登山口からここまで、ゆっくりあるいても30分程度でしたよ。
有馬富士の山頂

山頂への入り口から、山頂までは急こう配になっています。階段や岩場もありますので、少し大変ですが、15~20分もあれば十分登れると思います。

山頂に着きました。低い山ですが達成感はあります。

山頂からは志手原のあたりが良く見えますね。

福島大池は上から見ても目立ちます。

よく見ると、遊びの王国も見えます。滑り台もリニューアルしたので、遊具がキレイですね。
有馬富士登山裏ルート
先ほどのルートが表ルートなら、こちらの登山ルートが裏になります。(私が個人的に裏ルートと呼んでいるだけで、正式名称ではありません。)
先ほどのルートに比べると、少し難易度があがるので、しっかりと、準備してから向かうようにしてください。

表のルートに比べると
・距離が少し伸びる。
・山頂への道となる、わんぱく砦が岩場になっており、勾配もかなり急。
有馬富士頂上広場まで

少し道を戻ります。先ほどの別れ道を覚えてますでしょうか?

右に行くと、野鳥の森まで抜けることができます。今回はこちらから登っていきます。

しばらく登っていくと、所々に看板があります。千丈寺湖を目指すと、山頂への階段前にある広場に出ます。難易度を下げたい方は、そちらから登るといいと思います。
裏ルートは頂上広場を目指しますので、右の小道を行きます。

所々獣道・・・?と思うような道があります。あまり通る人が少ないんでしょうね。マダニがいる可能性もあるので肌は露出させないほうがいいと思います。

獣道を抜けると頂上広場に着きます。一休みしてくださいと書かれていますが、ベンチは草に埋もれています。
頂上広場からわんぱく砦まで

頂上広場のわきに、看板があります。下山道は登ってきた道ですね。フィトンチッドの小道は、また別の道への下山ルートです。
山頂を目指します。

余談ですが、フィトンチッドの小道をおりきったところの写真です。このあたりは、いくつか分かれ道があるので、興味ある方は色々なルートで行ってみてください。

登っていると、少しずつ勾配が急になってきます。この裏ルートはかなり、傾斜がきついので、無理しないでくださいね。

小鳥のさえずる小道が出てきました。本当に分岐点が多いです。

落し物が木の枝にかかっています。小さいものが多いですね。この道を小さい子が行くのはなかなか厳しいかもしれません。

わんぱく砦に着きました。注意書きがありますね。本当に気を付けて登ってくださいね。
わんぱく砦から山頂

ここからは、岩場になります。この砦を超えると、すぐに山頂となります。
かなりの急こう配なので、登られる方は、本当に気を付けてくださいね。

山頂です。お疲れさまでした。
有馬富士公園休養ゾーンからの登山ルート
山の反対側から登るルートになります。縦走するのも楽しいですよ。
少し大変ですが、私も縦走し、帰ってきたこともあります。
休養ゾーン→福島大池→休養ゾーンの往復で、ルートを選べば3時間~4時間もあれば戻ってこれますよ!

休養ゾーンからのルートのポイント
・階段が多いが、整備されているので、問題なく進むことができる。
・上ったり下りたりを繰り返す。
・福島大池から登るよりは距離が長い。

大芝生広場のわきに、イノシシ通行止めの門があります。イノシシ出たら嫌ですよね。いきなり不安になります。
いきなり道を間違う

少し進むと、パークセンターまでの案内がでます。ここで勘違い。このままパークセンター方向に行けばよいものの、なぜか違う道を進んでしまいました。

獣道です。蜘蛛の巣もはってました。なぜこっちに進んだのかは自分でもわかりません。

細い道を進むと、大きな檻が・・・・
イノシシ捕獲用の罠でした。明らかに間違いと気づいたので引き返します。
イノシシ防止門に、イノシシ捕獲罠。進むのやめようかなと思うくらいの厳重度でした。
イノシシの捕獲罠なんて初めて間近で見ました。危ないので近づかないようにしてくださいね。私の場合、本気で間違えました(汗
元のルートに戻る~山頂までの道

イノシシにビクビクしながら、登っていきます。今度はちゃんと通行止めの看板があったので、正規ルートを進みます。

進んでいくと階段が見えてきました。登っていきます。登っても登っても階段です。

さて問題です。何匹のカナヘビが隠れているでしょうか?
画質が悪くて、見にくいですね・・・。

正解は3匹でした。

こちらの道はひたすら階段が続きます。登ったり下りたりと、距離はありませんが、階段ルートは中年には辛いです。
カナヘビにはたくさん出会えますよ。

たまに平たんな場所に出ますが、登った後は降ります。何度か階段の上り下りがあります。

30分ほど進むと、看板のある広場にでます。1kmほどでしょうか。距離はそこまでありませんね。

この広場が、山頂への階段がある広場です。ちょうど、写真のMAPとベンチの間あたりから出てきます。

あとは山頂まで登るだけです。

お疲れさまでした。
個人的には休養ゾーンから登るルートが一番、階段があってしんどかったです。
まとめ
有馬富士公園は兵庫県内最大の都市公園となっており、自然と触れ合い、学ぶにはとてもよい環境が整えられています。
乳児の散歩から幼児の学びや遊び、小学生の体験学習など幅広いニーズに対応しています。
また散歩やバードウォッチング、ハイキングなど大人も楽しめますよ。何度行ってもいろいろな発見のある公園なので是非お弁当片手に訪れてみてはいかがでしょうか。
有馬富士公園全体の記事は【有馬富士公園】兵庫県内最大の都市公園!遊べる!学べる!体験できる!を合わせてごらんください。
「遊びの王国」についての記事は【有馬富士公園】遊びの王国|ふわふわドームのある公園で1日楽しめる!をどうぞ。