美嚢川は、加古川の支流で兵庫県南東部を流れる一級河川です。このあたりは山田錦などの酒米の産地でも有名です。その美嚢川を流れ落ちる滝で、落差4m、幅30mもある、川幅いっぱいに広がる横長の滝です。
兵庫県三木市吉川町公式ホームページはこちら
兵庫県三木市にある黒滝
昼間の黒滝

近くまで行くと、それなりの高さがあります。山田錦の郷や、よかたんをご利用の際に、少し足を延ばしてみてください。

反対側から撮った写真です。静かな場所なので、落ち着きますよ。
夕方の黒滝

夕日で、オレンジ色に染まってきています。昼間の黒滝とは、一味違っていて、とてもきれいです。
夜の黒滝

夜になると、周りには街頭がないので、月明かりに照らされて、とても幻想的に見えます。
黒滝にまつわる民話
兵庫県三木市には『万八狸とお万狐』という民話があります。いたずら好きのキツネとおちゃめなタヌキの化かし合いのお話です。この民話に出てくるタヌキの名前は「万八」。住んでいるのが、この黒滝です。
このタヌキ「万八」はおちゃめで、通りがかった旅人を笑わせたり、一緒に踊ったりしていたそうです。それに対してキツネの「お万」はいたずらで、旅人を困らせていたようですね。
ある時、タヌキとキツネが化かし合いの勝負を行い、タヌキが勝利します。この戦いが原因で、村人たちの大切な青田がキツネによって荒らされてしまいます。怒った村人はキツネを追いかけまわしました。
その後、いたずら好きのキツネは、改心し、タヌキと共に、この「黒滝」で人々を助けながら生活していきます。2匹の植えなおした稲が、「山田錦」として今もなお大切に、作られているようですよ。
実際に、黒滝の近くには古いキツネの祠があります。タヌキは見られませんでしたが、昔はあったのでしょうか?
『万八狸とお万狐』を読みたい方は三木市公式ホームページに絵本がアップされていますよ。
黒滝へのアクセス
〒673-1232 兵庫県三木市吉川町金会142
中国道吉川ICを降りてすぐ。
山田錦の郷(吉川温泉よかたん)の駐車場に駐車し、東へ徒歩で約700m(約10分)
三木市公式サイトに、山田錦の郷の駐車場を利用するよう、記載がありますのでご安心ください。
黒滝の利用時間
黒滝の場所には利用時間や、制限などは特にありません。民家等が近くにありますので、ご迷惑にならないよう、マナーを守りご利用ください。
山田錦の郷の駐車場をご利用の場合は、駐車場自体が閉鎖してしまいますので、ご注意ください。
山田錦の郷の営業時間
- 本館:9:30~21:00
- にしき亭:9:30~16:00(土日祝は9:30~19:30)
- よかたん:10:00~22:00(最終受付 ~21:00)
まとめ
民話『万八狸とお万狐』にでてくる「黒滝」。兵庫県のナイアガラとも呼ばれています。ナイアガラほどの瀑布ではありませんが、マイナスイオンたっぷりの、静かな場所です。
山田錦の郷や、よかたんにお寄りの際は、少し足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
近くには民家等もありますので、あまり騒がないよう、マナーと節度を持って見に行ってくださいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。